「敏感肌」という言葉は、インターネットや雑誌でも よく見られ、
会話上でも、よく耳にする言葉ですね。
この「敏感肌」という言葉は、
「ちょっとしたことで肌トラブルになりやすい肌状態」を
伝えたい時に、とても便利な言葉なのですが・・・
実は医学用語としては「敏感肌」 という言葉は存在していません。
つまり、敏感肌の医学的な定義は、
されていないのです。
そういうこともあって、人によって
「敏感肌」の意味合いが違っていることが、よくあります。
例えば、アレルギー体質のAさんが
「アトピー肌」という意味合いで「私は敏感肌」と言う。
ところが、アレルギー体質でないBさんも
「季節の変わり目で肌が荒れたりすると「私は敏感肌」と言う。
なかには、Cさんも
「ニキビになりやすい」という意味合いで「私は敏感肌」と言う。
・・・このように、人によって「敏感肌」から連想する
肌状態が違うことが、よくあります。
敏感肌のイメージがあいまいなために、
コミュニケーションのズレが起こり、 誤解が生まれてしまうのです。
ですから、敏感肌についての適切なスキンケアを 知りたい方も、
伝えたい美容プロの方も、
念のため、
お互いの言う「敏感肌」が一致しているか、
具体的にして確認しておきましょう。