「違い(個性)」こそ、魅力です。ボクは自己紹介文作りを通じ、「自分は何者か?」を知り、魅力や強みを磨く。いわゆる「自分ブランディング」のマスマス(補足1)・ワークショップを開催するたびに、そう確信するのです。
人と違うことを短所に感じ、思い悩む方が少なくありません。
でも、短所は裏返せば長所です。
「鈍感」は「おおらか」。
「神経質」は「気配り上手」という長所になる。
「違い」は短所にも、長所にもなるのです。
では、「違い」を魅力とするには、どうすればいいか?
カンタンです。
ポイントは、たったの3つです。
1、「想い」
2、ストーリー
3、夢
この3つを伝え、共有するだけでいい。そうすれば、「違い」は「魅力」となるのです。
ただし、「想い」にウソがないこと。それさえ忘れなければ大丈夫。本質は、とてもシンプル。カンタンです。
そんな話をしていたら、ありがたいことに、化粧品メーカー・コーセー様から「魅力あるモノづくり」というテーマで、社内研修・講師に、というご依頼を頂きました。
驚きました。だってボクは化粧品を開発した経験がないのですから。そんなボクが、モノづくりのプロである商品開発部44名の皆様の前でお話しさせて頂くなんて・・・。
でも同時に、冒頭の『「違い」が魅力となる3ポイント』は、モノづくりにも当てはまる予感もありました。
そこで、魅力あるモノづくりのヒントや伝え方を、開発部の皆さんと一緒に探ってみようと考え、研修をさせて頂くことになりました。
研修では「なぜ、この3ポイントなのか?」ミニワークも交えながら、お伝えしました。結果は、想像以上でした!
研修にご参加頂いた皆さん全員からアンケートを頂きました。差し支えない範囲で、一部ですが、ご紹介致します。
ニックネーム「クラウン」さまのご感想・・・
本日のご講演、誠にありがとうございました。「目からウロコ」なことが満載でしたが、特に衝撃を受けたのは「想いがカタチに現れているか?」という一文でした。
商品開発を司る部門にとって根幹となる部分でありながら、現状はそこまで考えていなかった、更に突き詰めると「それ程、強い想いもなかったかも」という疑問に行きつきました。これを機に、自分の「想い」を整理・再認識したいと思います。
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*各写真は、コーセー様でのワーク風景。すべて掲載許可を頂いています。
石森俊広さまのご感想・・・・・・・・
「想い」について改めて気づかされたようです。研究出身なので、技術に片寄り、誰に使ってもらいたいのかが見失いがちでした。何のため、誰のためを思いながら進めていきたいです。
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石森さま、クラウンさま。ご感想からも滲み出る謙虚な姿勢に、敬服いたします。真摯にモノづくりに取り組む姿勢、大変勉強になりました。ありがとうございます。
お二人をはじめ、皆様とのやりとりを通じて、気づいたことがたくさんあります。おかげさまで、魅力の高め方は、人でもモノでも同じだと確信できました。ありがとうございます!今回の研修が、今まで以上に魅力あるモノが生まれるキッカケとなれれば幸いです。
研修当日は、まるでホームと錯覚するほど皆様に歓迎して頂き、とても嬉しく、光栄でした。今後とも、よろしくお願いいたします。
株式会社 美活脳研究所
代表取締役 上村晃一郎
(補足1)マスマスとは、マイストーリーマトリックスの略。10数年以上の魅力研究と、上村の美容(美活脳)アドバイス経験を融合させ、開発したものです。